「正しい姿勢法2」

今回の最後になりますが、座っての姿勢法です。

椅子に座りますが、出来れば背もたれの無い平行な椅子が良いです。

ソファーやクッションが厚い物等は、座り心地は良いですが、身体が沈んでしまうのは正しい姿勢が取り辛いので、出来れば避けたいです。

それでは、椅子に座ってみましょう。

足(膝)は当然曲がっていますが、横から見て椅子からすぐに立ち上がれる直角に近い角度が、腰から上の上半身のバランスが取りやすいです。

逆に、足をだらんと前方に伸ばして座ると、座っていても上半身のふらつきやすく、バランスの悪い座り方になりますので避けたいです。

次に、肩の力を抜いて、顎を軽く引き、頭のてっぺんを上に引っ張られているようなイメージで、上方に伸ばします。

腰から上は、立っての姿勢と同じ状態に持って行きます。

最後に、手の位置ですが、手のひらを上に向けて、足の上に置くと肩の力が抜きやすいので、力みやすい方には特にお勧めですが、手のひらが下になっても間違いでは有りませんので、その時の状態や気分に応じて、臨機応変にお願いします。

ヨガや禅にも、似たような姿勢が有るようですが、脱力法の理に適っているようですね。

最後に又説明を簡潔にしてのお習いです。

椅子に膝を大体直角にして座ります。

肩の力を抜き、顎は軽く引いたまま頭のてっぺんを上方へ伸ばします。

手は任意で、手のひらを上に向けて、膝か太腿の辺りに置きます。

これで発声のために重要なブレスの取りやすい状態が出来ました。

次回は、正しい呼吸法についての説明とトレーニング法をお伝え出来ればと思っております。
                                   福井哲法