音の横
皆様、こんにちは。
以前、音の「縦」のお話の配信をさせていただきました。
今回は「横」のお話をさせていただきます。
「縦」に対して「横」とは技術よりも表現の方です。
いくら良い滑舌で正確に話したり、リズムも音程も正確に歌ったり出来ても、
文章の表現、曲の表情が無ければ棒読みの話し方や抑揚のない歌い方になってしまいます。
機械的なプレゼン、ナレーションに無表情の乾燥した音楽になりかねません。
表現法とは?
「縦」以上に「横」は無数と言えますので数えけれませんが、ごく簡単にいうと喜怒哀楽の表現です。
プレゼンも歌も言葉や音声として正確に伝えるだけではなく表現力が必要です。
プレゼンよりも音楽の方が明るい(長調、major)、暗い(短調、minor)がはっきりしているものが多いかもしれません。
只、プレゼンも歌も明るくも暗くもない、それぞれの中間色ともいえる表現の難しいものも多数あります。
しかし単純に明暗、(major、minor)この2つの表現できない人はいくら頑張っても喜怒哀楽の表現はできません。
それは喜怒哀楽の表現の方が複雑だからです。
まず明るい、暗い、この2つがはっきり表現できるようになった後、最初は簡単な喜怒哀楽の表現を勉強して行くと良いです。
例えば、
明るい声、暗い声
大きな声、小さな声
高い声、低い声
更には、
ドラマティック(劇的)、リリック(抒情的)
高揚、落ち着き
雄叫び、静寂
暑い、寒い
硬い、柔らかい
他多数
このような基本中の基本、相反する2つの技術を勉強しなければ喜怒哀楽の表現や更に高度な表現はできないでしょう。
次回はそれぞれの声のジャンルの「盲点」というお話をさせていただければと思います。
今回もお読みいただきありがとうございました。