声の録音に付きまして

皆様、お疲れ様です。

勉強熱心な方は自分の声、プレゼン、歌など録音して後で聞いて分析する方法を取られている方が多いです。
非常に便利な時代で有効な手段ですが、今回は今後の勉強のための「録音」と公開する際の「収録」に関してのアドバイスです。

プロのナレーターや声優、歌手などの収録は高性能なマイクにプロのミキサー付といった贅沢な環境の中での収録ですので、当然、実際より良く聞こえるように工夫されています。
良い商品にするには当然の処理だと思います。
しかしその収録を後で聞いて、「自分はいい声だなぁー」とか「まぁまぁイケてるな」なんて自惚れてはいけません。^-^
実際とは違うからです。
歌で言うとエコーマイクを使って歌っているようなものです。

多くの声の世界のプロの方はマイク無しでの練習は欠かしてはいないようですが、本番を想定して本番と同じものを外部マイク無しのお粗末な機器で収録している人は少ないようですが、やった方が良いです。

パソコンやスマホなどに外部マイク無しで同じものを収録するとよくわかると思いますが、お粗末な録音ではスタジオ録音等とは違い色々な事実が入っています。
リップノイズ(口や舌を動かしたときに起こる雑音)は入っているは、決めるべき単語のアクセントは甘い、滑舌悪い、抑揚付けたつもりがただくすんだ声になっている等、スタジオ収録や残響の多いコンサートホール、高性能のマイクでの録音ではわからなかった様々な現実の自分の癖がわかりやすいです。

高性能なマイクにミキサー付の収録は自分の悪い癖までかなりのレベルで消されていますので、それで慣れてしまっては今後の練習課題が見えにくいので、今後の勉強のマイナスになりかねません。

早速外部マイク無しで録音、分析してみましょう。

そして以前に説明した「縦、横」を詰められるところまで詰めてから、公開するときは今まで通りより良く聞こえる機器を使って収録すれば今までよりも良いものが公開できる筈です。

正しい努力、トレーニングの仕方を皆で共有しましょう。

それでは本日もお読みいただきありがとうございました。

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