できる営業マンの声の出し方とは
当方のナレーターや声優など声の専門職ではない「一般の受講生」では「ビジネスマン」特に営業職の方が多く、営業成績のお悩みを抱えた方が駆け込んで来られるケースが多いです。
世の中のほとんどの仕事は話すことを余儀なくされますが、特に教師や営業職の方が思うように話せないのではシビアに仕事内容、営業成績に関わってきます。
下は、うちに駆け込んで来られた投資不動産関係で20代後半の営業職、男性受講生のコメントです。
「私は営業職をしておりますが、なかなか話し方が雑だったり吃ってしまうのが治らず成績が出ず悩んでいました。以前にも別のスクールに通った事がありましたがあまり改善されず退会し諦めていました。最後にこちらのスクールで駄目だったら仕事を辞めようと思い切って体験レッスンに申し込みました。」
以上ですが、ご本人の努力が実り、僅か半年で基本的な技術をマスターし、話すことの恐怖感も消え、仕事中は適度な緊張感とリラックスを使いこなし別人のような評価を受けているようです。(写真は本人です)
努力次第で誰でも出来ることと思います。
只、魔法のテクニックなど存在しません。まずは基本です。
真面目に取り組めば彼のように上達にはさほど時間は掛かりません。
それでは説明に入ります。
1.できる営業マンの声の特徴
顔、顎の力を抜く
これは基本中の基本です。
特に顎が力んでいると顔、舌が硬直して口がクイックに動かせません。
顔、顎をリラックス状態にさせると硬直が取れ、舌も柔らかくなり滑らかに動かし易いです
れは日頃からの意識が必要です。\r\n仕事中は意識し辛いですが、プライベートの時間などで意識して脱力を心掛けましょう
相手に聞こえる大きさで話せている
相手が聞き取れて初めて会話が成立します。
但し大きければ良いといったものではありません。
の場面によって音量調節が必要です。
声が響いている
響いた声は明るく聞こえます。
これは音の世界では共通することで専門用語では倍音豊かな音(声)ですが、説明は専門的過ぎるので省略します。
よく勘違いされているのは、明るい印象をもって貰いたいため、声を高くしたり、落ち着いた印象をもって貰いたいため声を低くしたりしている方がいますが、音の勉強をしてきた方なら知っていますが、声の高い低いと明るい暗いはちがいます。
響いた声は耳障りにならないので、高い声でも低い声でも心地よく聞こえます。
単語一つ一つに適度なアクセントがある
日本語はほとんどの場合が単語の頭(最初)にアクセント(強く)が有ります。
単語の頭が弱すぎると聞き取りにくいです。
よく聞き返される人は声量だけではなくアクセントが弱すぎる傾向にあります。
速度が一定している
速度がコロコロ変わると聞いている側は聞きとり辛いです。
状況によって早く話さないといけない場合やゆっくり話さなければいけない場合など様々ですが、早口でもゆっくりでもある程度一定の速度を保てれば聞いている側は安定感を感じ、聞き取り易いです。
又、相手の速度に合わせて話すのも重要なポイントです。
声量のコントロールができる
同じような声の大きさで話し続けていると、聞いている側は飽きてしまい、集中力が持ちません。
例えば、相手を安心させようと最初から最後まで静かに話すと弱々し過ぎて相手が寝てしまいかねません。
逆に最初から最後まで強いと聞いている側は疲れてしまいます。
この強さと弱さ、押しと引きの使い分けも大事なポイントです。
間の取り方が上手い
説明など話が一段落の時に適度な間がある方が良いです。
只、間を大きくとる場合やあまり間を取り過ぎないなど間の開け方の間隔は様々です。
それは相手との会話のキャッチボールの際にも同じことが言えます。
特に専門用語などは「少しの間と単語をゆっくり目に話す」と伝わり易いです。
抑揚がある
一本調子の話し方では相手が飽きてしまいます。
強調したいところや控える所、安心感を与える所、明るくすべき所など、
場面に応じて大きさだけでなく、明るい、暗いなど声のカラーも考慮して会話します。
できる営業マンの声を出せるようになるには
それらを可能にするためのトレーニングに入りますが、まずは朗読課題です。
話し方と文章の理解力は密接に関係しますが、黙読では声のトレーニングにはなりません。
そのため朗読をする必要があります。
朗読は文章の理解力と発声、発音、滑舌、強弱、速度、表現など非常に良いトレーニングになります。
最初は無理なく短い文章から始めましょう。
プレゼンや営業前にできるリラックス法
プレゼンや営業前にできる簡単な緊張緩和法について説明します。
椅子に座るか仰向けに寝転がります。
どちらでも結構です。
軽く目を閉じ出来るだけ全身の力を抜きます。
顔、顎の力も抜きます。
心落ち着くようなイメージ、例えば風景、花など好きなもので結構です。
3~4秒ほど掛けて鼻からゆったりと腹式呼吸をとります。
ゆったりと鼻から吐きます。
吐く時のカウントはいりません。
5回以上はやって下さい。
朝、昼、夜いつやっても一日何回やっても結構です。
大事なのは継続することです。
体験レッスンでは具体的に姿勢法、発声法、脱力法(リラックス法)をレッスンさせて頂きますので、ご関心のある方はお越し下さいませ。
10の理屈より1の実践が分かりやすいです。