声の味方:ため息
疲れている時、ストレスの多い時、心配事がある時など思わずため息が出ることがありますね。。
ため息はだらけているようなマイナスイメージを持たれやすいですが…
実はため息は最高の脱力法+呼吸法+発声法となっています。
ため息は脳の酸素不足を緩和したり自律神経のバランスを整えることにとても重要な役割をもちます。
呼吸が浅くなったことによる酸欠状態を補うための生理現象である場合もあります。
又、ため息のときに出る声は最小限の力で声帯を振動させるのでは発声のための最も無理の掛からない最高の準備体操(ウォーミングアップ)でもあります。
ため息のメカニズムと効果には以下の点が挙げられます。
・リラックス効果
ストレスや緊張で浅くなった呼吸を深くしリラックス状態を作る副交感神経を優位にする働きがあります。
・クレンジングブレス
呼吸の乱れを整え、体内の不要なものを外に出す浄化の呼吸法。
メンタル面では気持ちを切り替えるための区切りとなり、ストレス発散、感情のリセットにもつながるようです。
やり方はいとも簡単です。
「ハァー」とため息をつくことです。
いくら緊張していてもため息声が出たときは身体がフニャリとなるくらいに脱力できます。
そして先に述べました発声のウォーミングアップにもなります。
この感覚をよく身体に覚えさせるために日頃から「ハァー」とため息発声練習をして感覚を掴み
只、仕事中などにやるとだらけてやる気がないように思われかねませんのでトイレ等の個室に行ってやると人目を気にすることなく行えると思います。
大事な会議やステージ、講演会など緊張する現場が始まる前ため息発声をやると事前に身体を脱力させることができますので早速お気楽に試されてください。
やはり大事なことは「継続」です。^-^
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