声の敵3「酒?」

皆様、今回はお酒のお話です。^-^
よくある質問の一つで「お酒は声にとってどうなんですか?」というご質問です。

アルコールは利尿作用による脱水症状で喉を乾燥させたり粘膜に炎症を起こさせます。
当然、過度の飲酒はNGです。

又、少量でも人よってはアルコールに対して適応性が低い方もいますので、体質的に合わない方は特にダメージが強いので注意が必要と思います。

そして飲んでいる時や又飲んだ後に気を付けるべきことがあります。
それはお酒を飲んでのカラオケや大声を出すようなことをすることです。
次の日に声がガラガラなってしまっている経験のある方も少なくないのではないでしょうか?

先に言いましたが、アルコールは粘膜を充血させ粘膜が切れやすくなるらしいのです。
酔った状態で大声を出したり、歌を歌ったりすると声帯出血を起こしやすいので要注意です。
出血が外にまで出てこないので気が付きません。

俗に酒やけとも呼ばれているようですが、その状態が頻繁に続くと声が潰れてしまう危険度が大なので要注意です。

声が潰れてしまうとリハビリレッスンを行う必要が有り、回復までに時間が掛かります。

お客さんの接待でお酒を付き合わざるを得ないお仕事の方、又お付き合いでカラオケなどに行く場合もあるかと思います。

飲まざる得ない事情があるにしても、「お酒の量を少なくする」「水分を十分に補給する」等工夫を怠らないように心掛けましょう。

アルコール度数の強いお酒は特に炎症を起こしやすいらしいので出来れば避けたいですね。

健康のためにも、お互いに気を付けましょう!

本日もご購読ありがとうございました。

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